ANAの株主優待のポイントを解説!
ANA(全日空)は国内線・国際線ともに国内トップのシェアを持つ航空会社で、コロナ禍後の大幅増益により2024年3月から復配するなど経営面で安定性を取り戻しています。ANAの株主優待は航空券の株主優待割引とANAグループ各社や提携ホテルの優待割引です。詳しく見てみましょう。
出典:ANA
銘柄名 | ANAホールディングス |
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証券コード | 9202 |
最低投資金額 | 299,650円 |
権利確定月 | 3月、9月 |
配当利回り | 1.67% |
※2024年5月5日現在
ANA国内線の搭乗優待券が得られる
目玉となる優待はANA国内線の片道1区間で優待割引料金が適用される「株主優待番号」の案内書で、保有する株数で発行数が異なります。
保有株数 | 株主優待番号の案内書の発行枚数 |
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100~199株 | 1枚 |
200~299株 | 2枚 |
300~399株 | 3枚 |
400~999株 | 4枚+200株増えるごとに1枚追加 |
1,000~99,999株 | 7枚+1,000株増えるごとに1枚追加 |
12.000株以上 | 254枚+800株増えるごとに1枚追加 |
500株の保有なら発行枚数は4枚ですが、600株の保有であれば400株+200株となるため4枚+1枚で合計5枚配布されます。年1回往復で利用したいのであれば、往路・復路で1枚づつずつ使うため200株保有しておくとよいでしょう。
また、株主優待番号の案内書は無記名であるため、株主以外の仕様も可能です。ただし、他の割引運賃との重複利用はできませんので注意しましょう。
ANAグループ各社・提携ホテルの優待券が得られる
もう一つの株主優待は、ANAグループ各社で利用できる優待券の冊子で100株以上保有している株主全員に1人1冊配布されます。優待冊子の大将サービスは以下のとおりです。1冊に入っている優待クーポンは18枚で、対象となる優待券1枚で対象となる優待サービスを1回利用可能で、対象となるサービスは以下のとおりです。
- IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの宿泊や飲食の優待サービス
- 国内・海外ツアーの優待
- 空港内売店や免税店での買い物の優待(10%割引)
- ゴルフプレー料金の割引優待
ANA系列のホテルやレストランの料金が割引となったり、ツアー料金が割引となったり、空港内の売店や免税店で割引が受けられます。を受けられたりと旅行が好きな人にとってかなりお得な内容だといえるでしょう。
種類 | 商品名 | 優待内容 |
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国内ツアー | ANAトラベラーズ 国内ダイナミックパッケージ | 旅行代金によって1,000円~7,500円の割引クーポン |
国内ツアー | ANAトラベラーズ 国内パッケージ商品 | 対象商品が旅行代金から5%割引 |
海外ツアー | ANAトラベラーズ 海外ダイナミックパッケージ | 旅行代金から2%割引 |
海外ツアー | ANAトラベラーズ 海外パッケージ商品 | 対象商品が旅行代金から5%割引 |
幅広い商品で割引が適用されるため、旅行が好きな人にとってかなりお得な優待ではないでしょうか。