借入残高20万円のリボ払い返済シミュレーション

リボ払いはクレジットカードの支払い方法の一つで、毎月一定の元金と手数料を合わせた金額を返済する仕組みです。リボ払いは、分割払いに比べると金利が高い傾向にあるとされますが、実際どうなのでしょうか。

今回はリボ払いの一般的な利率や借入残高20万円をリボ払いで返済する際のシミュレーションを紹介します。

リボ払いの利率と返済期間

リボ払いの利率は各社で異なりますが、15〜18%で設定されることが多いです。借入金額に利子が付くという点では、分割払いと変わりません。しかし、リボ払いは支払金額を自分で決められるというメリットがある代わりに、支払回数が決まっていないため、完済までの期間が把握しにくいのです。

リボ払いの返済シミュレーション

リボ払いの返済シミュレーションは、利率と毎月の返済金額によって結果が大きく異なります。ここでは、支払い残高20万円の借入の返済について、利率に着目したシミュレーションと月々の返済額に着目したシミュレーションを紹介します。

利率に着目した返済シミュレーション

月々の返済額を10,000円で固定した場合、利率の違いでどのくらいの差が出るのか見てみましょう。

利率返済回数支払総額利子額
0.1524回231,049円31,049円
0.1624回233,595円33,595円
0.1724回236,199円36,199円
0.1824回238,870円38,870円

最も一般的な利率15%の場合の利子額は31,049円ですが、最も高い利率の18%の場合は38,870円となります。金利が3%違うだけで利子が7,821円も違うため、少しでも金利が低いリボ払いを選択したほうが支払い負担を軽くできるでしょう。

月々の返済金額に着目したシミュレーション

利率を15%に固定した場合、毎月の返済金額の違いでどのくらいの差が出るのか見てみましょう。

毎月の返済額返済回数支払総額利子額
5,000円56回277,250円77,250円
10,000円24回231,049円31,049円
15,000円15回219,854円19,854円
20,000円11回214,776円14,776円

出典:AEONCARD

毎月の支払額を5,000円にした場合、返済回数は56回で支払総額は277,250円となりました。20万円の借金を完済するまで4年8ヶ月もかかってしまい、利子額は77,250円に膨れ上がってしまいます。これが、いつまでたってもリボ払いの返済が終わらない原因です。

月々の返済額を増やすとどうなるのでしょうか。返済額を毎月10,000円まで増やすと返済回数は24回、15,000であれば15回、20,000円であれば11回まで返済期間を圧縮できるでしょう。

当然、利子額も小さくなります。毎月20,000円返済できれば5,000円の返済に比べて利子額を62,474円も減らすことができ、支払い負担を大幅に削減できます。