医療脱毛のレーザー照射にはふたつの方式がある

医療脱毛は強力なレーザーを照射して毛根を破壊して脱毛する方法ですが、実は熱破壊式と蓄熱式の2種類があります。今回はこの2種類の照射方式の特徴を確認した後、人気のジェントルマックスプロという脱毛機器についても解説しましょう。

出典:医療脱毛は熱破壊式の方が効果あるってホント?蓄熱式脱毛との違い

出典:ジェントルマックスプロの脱毛効果は何回で出る?痛みや「ジェントルマックスプロプラス」との違いも解説

熱破壊式とは

熱破壊式脱毛はショット式とも呼ばれる方法で、1ショットで強いレーザーを肌に照射するため、輪ゴムではじかれたような痛みを感じます。1発の出力が強く、一撃で発毛組織を破壊できるでしょう。一般的には1〜2週間で効果が出はじめるタイプです。また産毛に対しては反応しにくいというデメリットがあります。

蓄熱式とは

蓄熱式脱毛は、2000年以降に登場した脱毛機器で、熱破壊式で受ける痛みを軽減する方式です。レーザー1発の出力が弱めですが、連続して5・10発ほど当てて徐々に発毛組織を破壊するタイプです。温められるような感覚なので痛みが苦手な人には最適でしょう。蓄熱式の場合は効果が出るまで3〜4週間かかります。産毛をしっかり脱毛する際には蓄熱式のほうが効果があります。

ジェントルマックスプロが人気の理由

医療脱毛で使用する脱毛機器の中で最近では熱破壊式のジェントルマックスプロが人気です。ハイパワーのレーザーを使って脱毛します。そしてアレキサンドライトレーザー、ヤグレーザーという波長の違う2種類のレーザーを搭載しました。対象となる脱毛の対応範囲が広いのも特徴のひとつです。

5つのメリットがある

ジェントルマックスプロのメリットは5つあります。

  • ①毛質や部位に合わせてレーザーの波長が切り替えられるので幅広い部位や毛質に対応します。
  • ②メラニン色素へ反応が弱いヤグレーザーがあるので、日焼け肌や色黒肌での脱毛ができます。
  • ③もともとはシミ・そばかす治療用に開発されたアレキサンドライトレーザーを使用するので、脱毛と同時に美肌効果が期待できます。
  • ④皮膚冷却ガスを搭載しているので、レーザー照射により熱が発生しても痛さがを軽減できます。
  • ⑤施術部位に合わせて照射のサイズが変更でき、効果的な脱毛が可能で、施術時間の短縮につながります。

3つのデメリットに注意

ジェントルマックスプロは万能ではありません。以下のようなデメリットがあります。

  • ①照射の出力が高いヤグレーザーを使うと痛みを感じやすくなります。
  • ②仕上がりは施術する人のレベルによって異なる場合があります。
  • ③メラニン色素の無い白髪には効果が発揮できません。

補足すると①については、麻酔を使うことで改善できます。②についてはジェントルマックスプロが使いこなせる技術を持つ施術者のいるクリニックを選びましょう。③についてはニードル脱毛と呼ばれる方法で対応できます。