個人向け国債の買い方は難しくない

国債を実際に買うにはどうすればよいでしょうか?日本国の債券である国債のうち、個人向けに発行している商品は、金融機関で簡単に購入できます。個人向け国債は多くの金融機関で扱っていますが、いつでも販売しているわけではないので、発行スケジュールを確認したうえでの購入となります。

個人向け国債を買うまでの手順

実際に個人向け国債を買うまでの手順を紹介します。国債取扱金融機関によってネット、窓口、電話など申し込み方法も変わってきます。

手順1:個人向け国債で、どの商品を買うのか検討する

個人が初めて国債を買う場合、通常は個人向け国債です。個人向け国債には3種類(変動10年、固定5年、固定3年)があるので、まずどの国債を買うのか検討しましょう。利息を重視するのか、短期間での償還を目的とするのかによって、購入する商品が異なってきます。

国債は24時間365日いつでも買えないので、募集していない時に自分が購入したい国債を決めておきましょう。

手順2:国債発行スケジュールを確認、募集期間と発行日にズレがある

国債はいつでも買えるわけではありませんが、年12回毎月購入可能な債券です。国債の発行スケジュールを確認して、募集期間中に申し込みましょう。個人向け国債はすべての商品が同じスケジュールで募集と発行をしています。

国債は株などの他の投資商品や預金と違い、申し込んですぐに手に入るものではなく、募集期間と発行日は異なります。個人向け国債の場合は募集月の翌月が発行です。

募集月募集期間(日)発行日
2024年5月5月10日から31日6月17日
2024年6月6月6日から28日7月16日
2024年7月7月4日から31日8月15日

出典:財務省:個人向け国債発行スケジュール

国債の金利については、募集開始日の前営業日に公表されます。。

手順3:取扱金融機関を確認する

国債の募集期間中に取り扱っている金融機関から購入します。財務省のページから取扱金融機関の記載が都道府県別に紹介されております。国債購入の際には取扱金融機関の口座を開く必要があります。

取り扱っている金融機関の種類は多く、証券会社、都市銀行、地方銀行、信託銀行、第二地方銀行、農業協同組合、農業協同組合連合会、信用組合、信用金庫、労働金庫、ゆうちょ銀行などから購入できます。

インターネットからでも購入可能な金融機関がある

国債はインターネットからでも気軽に申し込みができます。インターネットから購入できる国債は財務省のサイトから確認ができます。

わざわざ金融機関の窓口に行ったり、電話をしたりという面倒なこともなく、パソコンやスマホを使って簡単に申し込めます。