SIMロック解除とは何のこと？
SIMロック解除とは、通信会社のSIMロックと呼ばれる制限を解除し、別のキャリアのスマホを使えるようにすることです。これにより、対応機種であれば、格安SIMなども使えるようになります。法務省の「SIMロック解除に関するガイドライン」により、2015年からはSIMロックの制限が原則なくなりました。
それに伴い、SIMロックが解除された機種が新しく販売されています。そのため、現在（2024年6月時点）では、最初からSIMフリーの状態で販売されており、SIMロック解除は必要ないケースも多いです。SIMロック解除には多くのメリットがありますが、デメリットはないのかも見ていきましょう。
メリット①：中古スマホの使いまわしが可能
スマホを新しくした時に、SIMフリーのスマホなら、家族や友人間での使いまわしが可能です。相手の契約している通信会社に対しての縛りがないため、好きな会社と契約してSIMカードを挿せるからです。スマホ本体が壊れているなら別ですが、単に新しいスマホに乗り換えたい時などは、使わなくなったスマホを家族や友人間で活用できるのは大きなメリットでしょう。
メリット②：海外のSIMカードも利用可能
海外などに出張が多い方は、SIMロックがかかっていると、わざわざ現地でSIMカードを買い替える必要がありました。ただ、SIMフリーの場合、現地対応のSIMカードを挿せば良くなったので、お金の節約にもなります。海外に行くのなら、あらかじめSIMロックは解除しておき、用途によっては使い切りで利用可能な「プリペイドSIMカード」の利用も考えておきましょう。
メリット③：売却時に高値で売れる可能性
SIMロックがかかっているスマホは、利用できる会社が制限されるので、中古で売ろうと思った時、安く買いたたかれてしまいます。ただ、SIMフリーであれば、自分が現在契約中の会社でも使える可能性があり、需要が増える分、高値で売れる可能性があります。特に、ネットオークションではSIMロックによる価格差が激しいので、あらかじめSIMロックを解除しておきましょう。
デメリットは動作保証がないこと？
基本的には、SIMロック解除に対するデメリットはありません。ただ、あえて言うとすれば、他の通信会社に切り替えてSIMカードを使う場合、動作保証がされない点が挙げられます。SIMカードはどこの会社でも原則使えます。ただ、例えば「新しいSIMカードがスマホに認識されない」や「通話ができない」などのトラブルが発生した場合「当社のSIMカードではないので、保証は出来かねます。」などと言われてしまうかもしれません。もし保証がなくて困った場合は、MVNOなどに相談するなどして対処しましょう。
