比較した結果から考察してみた

クラウドソーシングサービスではオンライン上で仕事の受発注を行うことができます。お互いの顔も見知らぬまま仕事の契約を交わすことへの不安は大きいはずです。副業で稼ぎたいけどあと一歩が踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

今現在ではクラウドソーシングサービスの大手といえばクラウドワークスとランサーズの2社が競い合っている状況です。どちらも利用者数、導入企業はトップクラスです。

表で分かりやすく解説

ランサーズ クラウドワークス
導入企数 60万社 78万社
登録者数 110万人 480万人
設立 2008年4月 2011年11月11日
仕事の種類 350種類以上 250種類以上
案件数 17,917件 448,711件
システム利用料 一律 16.5%(税込) 「10万円以下」20%
「10万円超20万円以下」10%
「20万円超」5%
の3つの部分別で分かれている。
システム利用料は税別
登録料 無料 無料
形式 タスク、コンペ、プロジェクト
求人
タスク、コンペ、プロジェクト
認定制度 ランク制度 プロクラウドワーカー制度

調査日2024年6月23日

仕事の面で比較

仕事の種類としてはランサーズが100種類ほど多くなっています。ただし案件数でみるとクラウドワークスが圧倒的に多いです。それぞれの案件の内容を見ないと分からないので案件数や仕事の種類で判断しない方がいいでしょう。

仕事の形式はタスク、コンペ、プロジェクトの3つは一致しています。ランサーズにだけ求人形式が選択できるようになっています。求人形式はクライアントと仕事内容と時給を決めることで安定的に働くことができます。

報酬の面で比較

ランサーズは一律16.5%(税込)となっていて分かりやすいですが、クラウドワークスの方は報酬額によって3段階で手数料がかかる仕組みになっています。10万円以下であれば20%(税抜)かかるだけですが、少し複雑になっています。

例えば33万円の報酬であれば「10万円以下」の部分で100,000×20%の20,000円(税抜)、「10万超20万以下」の部分で100,000×10%の10,000円(税抜)、「20万円超」の部分で130,000×5%の6,500円(税抜)かかり合計で36,500円(税抜)のシステム使用料になります。このシステム使用料に消費税10%足して40,150円(税込)が報酬額から引かれる金額です。

安定的な報酬ならランサーズで、報酬が多ければ割引対象になるクラウドワークスと使い分けるのもいいかもしれません。

サポート面で比較

どちらも他者との差別化をはかるための独自の認定制度を設けています。ランサーズの方は階級別になっていて最上級が認定ランサーとなっています。クラウドワークスの方は条件が厳しいものの認定されればお墨付きのプロクラウドワーカーがあります。

出典:ランサーズ

出典:クラウドワークス