傷病手当金を受給したときのデメリットとは?

傷病手当金を受給したときのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?受給したことで起こるデメリットを紹介します。

生命保険の加入が難しくなる

生命保険に加入することが難しくなります。傷病手当金の申請で申告した怪我や病名が生命保険加入時の審査で調べられることがあります。内容によっては加入を拒まれることもあるようです。しかし5年間は審査対象となりますが、それ以降は対象とはならないので加入することも可能になります。

失業保険の受給が出来ない

傷病手当金を受給中に退職した場合では失業保険の支給を受けることが出来なくなります。これは失業保険は働ける状態にある人へ求職中に支給される手当金なので、働くことが出来ない傷病手当金受給者は失業保険を受給することが出来ません。

同じ傷病では2度の受給はない

傷病手当金は一度受給すると同じ怪我や病気では再度支給されることはありません。但し完治したという医師の診断があり、再度申請する傷病が新たな発症と認められれば受給できる可能性もあります。この審査は全国健康保険協会が行います。

プライバシーが晒される危険性もある

傷病手当金を申請するときに会社との申請書類のやり取りを通し、担当者に怪我や病名について知られてしまうことがあります。会社の担当者には秘守義務があり外部に漏れることはないですが知られることでプライバシーを保てないと感じる人もいるようです。特に知られたくない病名の場合にはストレスを感じることもあるでしょう。また転職した場合にも転職先に傷病手当金受給の記録は分かってしまいます。