Bing AIはこんなAI

Bing AIとは、有名なグーグルの検索エンジン「Bing」にAIチャットを組み合わせた新しいAIの形を指します。ChatGPTのように質問に対する答えがラリー形式で返ってきますが、検索エンジンと組み合わせる着眼点が魅力的です。

ChatGPTはOpenAI(オープンAI)の1つですが、Bing AIとも似た部分です。具体的な違いは下記にご紹介しますが、検索が早いと言う点ではBing AIは非常に素晴らしいと言えるでしょう。

Bing AIとChatGPTの違いまとめ

Bing AIとChatGPTを一覧で見ると、両者とも最新言語モデルの「GPT-4」を採用しています。ただ、両者にはそれぞれユニークな特徴もあり、それがユーザーの選ぶポイントになっているようです。以下に、Bing AIとChatGPTの相違点をまとめてみました。

ChatGPT Bing AI
サービス提供元 OpenAI Microsoft
言語モデル GPT-3.5/GPT-4 GPT-3.5/GPT-4
料金 GPT-4は有料
GPT-3.5は無料
無料
情報の即時性 低い 高い
レスポンスの速度 早い 遅い
回答タイプ テキストのみ テキストと画像
情報源の表示 なし あり
文字数/回答数の制限 なし 1回当たり2000~4000文字まで

Bing AIのメリットと課題

Bing AIとChatGPTの違いは上記でご説明しましたが、それを踏まえて、Bing AIに関するメリットや課題として残る点などもご紹介します。Bing AIが台頭して来たのは強みがあるからですが、同時に問題点も知っておけば、利用の幅も広がるでしょう。

Bing AIのメリットはここ!

Bing AIのメリットとしては、まず、効率的な情報収集が可能な点、効率的な文章の執筆、アイデアのサポートをしてくれる点などが挙げられます。中でも、ChatGPTとの違いでもあるのですが、最新情報も網羅している点は大きな強みです。

ChatGPTでは、古いデータベースを元にしているので、最新情報は検索エンジンなどで探す必要があります。つまり二度手間になることもありますが、BingAIは最新の情報がチャット形式で手に入ります。また、BingAIにはテキストの生成機能が付属している(ChatGPTと同様)ので、効率的に文章作成ができます。

ただ、効率的なテキスト生成機能を比較すると、ChatGPTの方が勝っていると言えます。理由は、レスポンスが早いからです。つまり、情報の検索ではBingAIが勝り、効率的な文章生成ではChatGPTの方が向いていると言えます。

Bing AIの課題

Bing AIの課題は、ChatGPTもそうですが、情報が必ずしも正しいとは限らず、嘘の情報が紛れている可能性があります。Bing AIの特性として、情報をウェブ上から繋ぎ合わせたものを返してくるので、日本語としておかしい文章が出来ることも多々あります。また、過去の文章から引っ張ってくる関係上、著作権の問題が発生するなども大きな課題として残る点です。