OpenAI(オープンAI)の特徴

OpenAIで一番有名なのは、やはりChatGPTでしょう。OpenAIは企業名で、アメリカのサンフランシスコに拠点を構えている研究機関を指す言葉です。OpenAIの魅力と言えば、データからの学習(ディープラーニング)によって、テキストや画像などを自動生成できる点です。

ちなみに、OpenAIでは、ほとんどのAIに言語モデルの「GPT-N」を実装しており、ChatGPTでは「GPT-4」までが発表されています。

注目を浴びている「ChatGPT」

ChatGPTは、OpenAIの1つですが、プロンプトの指示からテキストを生成するAIです。無料版よりも有料版が高性能=人間の言葉に近いため、ライターなどの仕事をしている方は有料版を利用するケースが多いようです。

ChatGPTが人気を集めているのは、人間と話をしているかのような受け答えですが、指示を正しく出せば、人間の書くテキストとほぼ同じと言われるまでの精度を実現しています。

OpenAIの歴史と変遷

OpenAIは「Airbnb」や「Dropbox」などに投資をしていた投資会社「Yコンビネーター」の元代表が設立したものです。創立は2015年と言われていますが、1人が設立したわけではありません。その内部には、公式Xの代表でもある「イーロン・マスク」氏やStripeの元CTO「グレッグ・ブロックマン」氏なども名を連ねています。

また、OpenAIは元々非営利企業でしたが、営利企業「OpenAI LP」が設立されてからは、イーロン・マスク氏などは関係から遠のいているようです。

OpenAIの使い道

OpenAIは、個人と言うより企業向けのサービスですが、ツールがいくつか用意されており、企業の業種によっても様々なツールが選ばれています。例えば、上記でご紹介したように、テキスト系ならChatGPTがありますし、画像生成系ならDALL•Eなども有名です。以下に、シーン別のOpenAIの使い道など、いくつかご紹介します。

ChatGPTで情報収集

ChatGPTは、プロンプトからテキストを生成するだけでなく、情報を収集するのにもぴったりのAIです。グーグルで検索すると、目的の言語を見つけるのに時間がかかることがありますが、ChatGPTなら、まるで人間の先生に教えてもらえるかのようにダイレクトに答えが返ってきます。

もちろん、プロンプトの内容によっては間違えた答えが返ってくることもありますが、ウェブ上で答えが載っている言語などを探すのは得意としています。ただ、ChatGPTは最新のデータには弱く、例えば、最新セール情報などを探そうとしても回答がないのはデメリットかもしれません。

DALL・E2で画像生成

DALL・E2は、プロンプトの指示によって画像を生成できるOpenAIです。生成できる画像数には制限がありますが、しっかりと指示を与えれば、オリジナリティあふれる画像が生成できます。特にウェブ記事でレシピの画像を掲載する時など、著作権の発生しない画像が生成できるのは便利でしょう。