国内で半導体株のおすすめ銘柄を紹介します
半導体市場の2024年は高い成長が見込まれています。そのため半導体銘柄の株を買っておきたいと考えるかもしれません。そこでおすすめの半導体銘柄、知名度が高い国内の本命銘柄を5つ紹介しましょう。
東京エレクトロン(8035)
東京エレクトロンは、半導体製造装置メーカーで前工程装置を幅広く手掛けています。具体的には成膜、洗浄、コータ・デベロッパー、エッチングなどです。
東京エレクトロンの公式ページによれば、PCやスマートフォンをはじめ、IoT(Internet of Things)の発展を見越しており、新たなサービスとして期待されている自動運転や遠隔医療、フィンテック(金融技術)に利用されることを予想し、さらに需要が高まると考えられています。
アドバンテスト(6857)
アドバンテストは半導体テスタで世界シェア1位を誇る企業です。チップやウエハーの電気特性を測るなど、半導体検査装置に強いのが特徴です。
公式ページ内で発表されている売上高の推移をみると2020年3月期から年々右肩上がりに上昇しており、2023年3月期には、ほぼ2倍になっていることから今後ますます期待できる銘柄です。
出典:アドバンテスト
レーザーテック(6920)
レーザーテックは、ウエハーに回路パターンを転写する工程「リソグラフィ」で使われるフォトマスクの検査装置と、ガラス基板上に感光幕と金属膜をコーティングするマスクブランクスの欠陥検査装置を製造している半導体製造装置メーカーです。
特に後者のマスクブランクス検査装置は、公式ページによればレーザーテックが世界シェア100%のため、業績が今後も期待できます。
ソシオネクスト(6526)
ソシオネクストは、自社で生産設備を持たない半導体ファブレス企業です。一枚の基板に様々な半導体を取り付けるSoC(システムオンチップ)を設計・開発している企業で、2015年にパナソニックと富士通の半導体事業が合併して設立されました。
2023年6月をピークに一時下落傾向にありましたが、2024年に入ってから上昇傾向にあり2024年4月現在では2023年のピーク時に株価を戻してきているため、今後も期待できる銘柄です。
ルネサスエレクトロニクス(6723)
ルネサスエレクトロニクスは、NEC、日立、三菱の半導体部門が統合して設立された企業です。
特に自動車を制御するために用いられる車載マイコンの市場では、Yole Développementの調査によれば2019年と2020年における世界のシェア1位です。車載半導体市場は長期的には明るい見通しとの予測があるため、長期保有には適した銘柄と言えます。
出典:2021年のマイコン市場