iPhoneの「画像を調べる」をGoogleレンズと比較
画像検索と言えば、Googleレンズがスマホからの利用が多かったですが、iPhoneに画像検索が備わったのはiOS 15になってからです。このiPhoneに搭載された「画像を調べる」機能は、被写体を元にして検索する機能です。Googleレンズとは違い、ネットから探すのではなく、端末内で探すのが大きな違いと言えるでしょう。
なぜ端末内で完結する形を取ったかと言えば、個人のプライバシー保護に重点を置いたからです。人気の画像検索「Googleレンズ」にどれだけ対抗できるようになるか、今後に期待する声も多いです。
iPhoneの「画像を調べる」の簡単な使い方
使い勝手はどちらが勝っているの?
iPhoneの「画像を調べる」と「Googleレンズ」の使い勝手を比べてみた場合、Googleレンズはネット上から画像を探せるので、画像が見つかる可能性が高いです。一方「画像を調べる」の方は「iアイコン」がキラキラマークに変化しないとそもそも画像を検索できません。オフラインでも使えるメリットはあるものの、やはりGoogleレンズの方に軍配が上がりそうです。
「画像を調べる」で注意したいこと
似た画像が表示されてから、中央にある「調べる」をタップすれば、例えば山の草花の名前などを調べたい時など、Googleレンズのように使えます。Siriの知識からのデータを元に植物の詳細などが表示されますが、このデータはWikiによるものです。
また、Googleレンズもそうなのですが、調べた情報が必ずしも正しいとは限りません。特に、山菜採りなどで、この野草を食べられるの?と思った時に使った場合、仮に毒草だったとしても、責任は取ってもらえない点に注意してください。
「画像を調べる」は正確性に問題あり?
iPhoneの「画像を調べる」では、正確性に問題があると上記でもご紹介しましたが、他のケースも考えられます。例えば、同じ猫の写真を検索にかけているのに、角度が違うだけで違う猫の種類になったり、沖縄県の灯台を調べたはずなのに、結果が愛知県の灯台になったりです。
そのため、正確性を重視するなら、iPhoneの「画像を調べる」よりも、Googleレンズの方が現在(2024年5月時点)の所、優位に立っていると言えます。とはいえ、iPhoneのスマホを使っている方には便利な機能なので、注意点を参考にしながら利用してみてください。