マンションの安全性

6.管理状況

中古物件ということもあり、外壁の状態から、エントランス部分など管理が行きとどいているかを確認することも大切なことになります。また、エレベーターや階段など住むとなったら普段よく使うことになる部分でもありますので、しっかりと確認しておきましょう。

万が一、どこか管理状況がおろそかになっており、今後住むにあたって不安になりそうな要素があれば、物件を考え直すことも必要です。

7.耐震性とセキュリティ

築年数が古くなると耐震性についても確認しておく必要があります。昭和56年6月以降に建てられたものであれば、新耐震となりますので、それ以前に建てられた旧耐震の物件より安全と言えます。ですが、旧耐震であったとしても補強工事で耐震性を改善している場合もありますので、その辺は確認をとるようにしましょう。

また、マンションの入り口や部屋のセキュリティも大切になります。建てられた時のまま、セキュリティ対策が万全でない可能性もあります。

8.事故・訳あり物件

まれに、極端に価格が低くなっている物件があります。立地も良くアクセスもいいのになぜ?と思ったときは注意が必要です。事故物件などと呼ばれる物件の可能性が高く、その部屋で人が亡くなる、事故が起きたなどといった場合に大幅に価格を下げ、取り扱っていることがあります。

ですが、安心してください。このような事故物件に関しては、購入前に説明を受けることになっています。万が一説明もなく、購入後に事故物件だということが発覚した場合は、契約の解除を求めることができます。

内見での確認ポイント

9.室内の確認

床や壁の状態を確認することはもちろん、家具の配置なども考えて部屋を見ていきましょう。水回りやバルコニーに関しても水垢がないか、老朽化していないかなど重点的に見て確かめておいてください。

また、メジャーなどを持ち込み、実際に家具を配置したときのことを考えて測っても大丈夫なので、内見で確かめられるところは、くまなく確認しておきましょう。

10.住人の確認

内見の際にもう1つ確認しておくこととして、お隣さんや、そこに住んでいる方たちのことです。特にゴミ捨てばなどを確認すると、性格が出るため住んでいる方がどういった方なのか確かめる材料となります。

しかし、実際はなかなか住人の方の様子を確認するというのは難しいです。近頃トラブルが起こっていないかなど管理会社に確かめておくのも1つの手です。