中古マンションは買うなと言われる理由

中古マンションを買おうかと考えて物件を検索している最中に「中古マンションは買うな」と書かれている記事を見つけ「買わない方がいいの?」と迷ってしまったことはありませんか?ただ、一方で「買うなら中古マンション」と書かれた記事もあり、さらに迷ってしまいます。何事もメリットがあればデメリットもありますが、中古マンションは買うなと言われる理由の大半が、かかるデメリットの大きさからです。今回は、なぜ中古マンションは買うなと言われているのか、理由をご紹介します。

理由①:リノベーション費用が高いから

中古マンションは買うなと言われる理由の一つ目は、リノベーション費用が高いからです。もちろん、中古マンションの中には、最初からリノベーションが必要ないくらい綺麗な物件もあります。ただ、安い中古マンションの場合、安いのには理由があり、リノベーションをしないと住めない可能性もあるでしょう。

コストを抑えるために中古マンションを選んだのに、リノベーションをしたら、新築より高い費用がかかったなどでは本末転倒です。そのため、リノベーションが必要な物件かどうかの確認は必須で、もしリノベーションが必要なら、どの程度の劣化が起こっているのかもチェックしておくと費用の概算もできます。

理由②:修繕積立金が高いから

中古マンションは、修繕積立金が高い可能性もあります。修繕積立金とは、区分所有者から毎月集められるもので、管理費と近い働きをします。マンションの場合、定期的に共有で使っている部分のメンテナンスが必要です。ただ、中古マンションの場合、築年数が経っている影響で、修繕箇所も多くなり、必然的に修繕積立金も高くなってしまいます。

管理費などと総合して計算しておかないと、せっかく節約のために中古を手に入れたのに、逆に高くなったなどの失敗も起こりえます。中古とは言え、マンションは高い買い物ですから、しっかりと事前に計算し、不動産業者とも打ち合わせをしてください。

理由③:引き渡し時期の希望が通らない可能性

中古マンションのデメリットの1つでもありますが、新築と違い、すぐに物件を引き渡しとならない点には注意が必要です。新築ならすぐに引き渡せますが、中古の場合は引き渡してから始めてリノベーションができるようになります。つまり、中古の場合、リノベーションは引き渡しの後でしかできないため、通常より時間がかかるケースも多いです。早めに購入したのに、仮住まいの時期が長かったなどの失敗もあるため、中古マンションは買うなと言われています。

中古マンションは買ってもいい?

中古マンションは買うなと言われる理由をご紹介してきましたが、デメリットや課題を解決できるのであれば、中古マンションを買っても問題ありません。中古マンションは安価で手に入るメリットもあるので、上記のポイントを参考にして、購入時の失敗を避けてみてください。