電気料金の平均はどのくらい?安くする方法は
現在一般家庭ではどのくらいの電気料金がかかっているのでしょうか?統計によれば2020年代に入り電気料金は非常に上がっていることがわかります。理由として、原料費の高騰が電気料金に影響を与えているからです。
家庭でもできる方法で電気代を節約しないと家計の負担につながります。
家庭内に人が増えれば電気の使用量が抑えられている
総務省が発表した2022年の世帯人数別で1か月どのくらい電気代がかかるかの平均が発表されました。
表を見たときにわかったことは、世帯人数が増えると電気代差が縮まっていることがわかり、世帯が大きいほど電気の使い方が効率的になることを示しています。
世帯人数 | 1か月の電気代の平均 |
単身世帯 | 6,808円 |
2人世帯 | 11,307円 |
3人世帯 | 13,157円 |
4人世帯 | 13,948円 |
5年ごとで見る月々の電気代をみると確実に値上がりしている
総務省が2022年に発表した2人以上の世帯の場合の電気代を、2007年から5年ごとの様子をグラフにしたものを見ると電気料金が上がっていることがわかります。特に2017年からの5年間で大幅に上がっていることがわかります。
なぜ電気料金が大幅に値上がりしたのか、その理由はLNG(天然ガス)と石炭の価格が高騰したからです。さらに2022年にはロシアのウクライナ侵攻が影響し、ロシアへの経済制裁と引き換えに、原料の供給が制限され、原料価格の高騰につながっています。
電気料金を安くするには
電気料金はこれからも上がる可能性が高く、電気代の節約が家計への影響を抑えるポイントになります。具体的な節電対策は次の通りです。
契約アンペアを見直す
電気代は一般的に基本料金から電気の使用量に応じて従量課金をしますが、基本料金は契約したアンペア(電流)数に応じて決まる場合があります。アンペア数で決まる料金プランの場合は、契約アンペア数を見直すことで、基本料金を抑えることができます。
電化製品の使い方を考える
電化製品を使うときに少しでも使い方を工夫すれば電気代の節約につながります。冷蔵庫ならドアの開け閉めを最小限にする、照明器具ならLEDを使う、テレビのつけっぱなしを止めるなどを行うだけで、電気の使用量が抑えられ、電気料金が抑えられます。
料金プランを見直す
契約している料金プランを見直すことで電気料金を抑えることができます。単身世帯、2人世帯と4人世帯と世帯数や夜間にのみ電気を使うといったライフプランに合わせて様々な料金プランがあるので、今の生活環境に適した料金プランを検討してみましょう。