脳トレをはじめるときの3つの注意点

高齢化社会の日本では老後の期間も長くなりました。誰でも認知症にはなりたくないと思います。将来認知症にならないために、これから脳トレを始めようと考えている人もいるかもしれません。脳トレを始めることはとてもいいことですが、知っておくべき注意点もあります。この記事ではこれから脳トレをはじめる人の注意点を3つ紹介します。

脳トレゲームだけでは認知症予防にはならない

最近では脳トレが日本だけではなく、世界でも注目されています。脳トレゲームなどをやっていれば認知症にならないと思っている人もいるかもしれません。ですが、そもそもの前提として、脳トレゲームやレクリエーションだけでは認知症予防にはなりません。

あくまで脳トレは認知症予防の補助としての役割だからです。脳トレの効果を高めて認知症を予防するためには、心身の状態を整えることが重要です。脳トレの前に自分自身の生活を見直すことを意識してください。

規則正しい生活を心がける

認知症の予防には脳トレだけでなく、規則正しい生活を心がけることが大切です。規則正しい生活として次の3点を意識してください。

  • 十分な睡眠
  • 適度な運動
  • バランスの良い食事

栄養は魚や大豆、野菜、ナッツ類などバランスよく食べることが大切です。また睡眠も上質な睡眠を8時間程度は確保できるように、睡眠環境も見直してみてください。

これらは基本的なことではありますが、規則正しい生活が送れなければ、脳のゴミともいわれるアミロイドβを掃除することができません。しっかりと栄養を摂り、十分な睡眠を取って運動をすることが、脳を健康に保つうえで必要不可欠です。もしも足りていなければ生活習慣を改善することが大切です。

適度な休憩と日々の継続が大切

脳トレの効果を高めて、認知症予防をするためにも適度な休憩と日々の継続が大切です。脳トレで頭の体操をするのは良いことですが、毎日何時間もプレイしていては、頭も目も疲れてしまいます。

適度な休憩をとって、頭や目を休ませることが大切です。負担が大きくなればストレスとなり、脳に悪影響を及ぼします。また毎日コツコツ継続することが脳トレには重要です。飽きずに続けるためにも、1回10分程度のものを最低でも週3回以上は続けられるように心がけてください。

適度に休憩をとり、毎日楽しみながら脳トレを継続できれば、認知症予防の効果は高まります。まずは継続できるように習慣化を目指してください。