代表的な半導体の種類を3つ紹介

現代社会はとても便利で快適なものになりました。その生活を支えるために多くの製品やサービスが提供されています。それらを成り立たせるために必要不可欠なものが「半導体」です。半導体と言ってもいくつかの種類があり、異なる特徴を持っています。この記事では代表的な半導体の種類を3つ紹介します。

  • ディスクリート半導体
  • IC(集積回路)
  • LSI(大規模集積回路)

ディスクリート半導体

1つ目はディスクリート半導体です。ディスクリート半導体は単一の機能を有しているもののことを指します。半導体の中では最も集積度が低い種類に分類されますが、他の半導体とは異なり、1つの機能しか実行できないという特徴があります。

複数の機能が実行できる半導体も多いですが、アプリや製品によっては単一の機能を実行するディスクリート半導体が適している場合もあります。そのためとても重要な半導体です。

ディスクリート半導体はスマートフォンやパソコン、自動車など日常生活で必要不可欠な多くの製品に利用されています。ディスクリート半導体の代表例には以下のようなものがあります。

  • ダイオード
  • トランジスタ
  • サイリスタ

IC(集積回路)

2つ目がIC(集積回路)です。ICとは「Integrated Circuit」を省略したものです。複数のトランジスタを組み合わせたり、単一の半導体を集積して1つにしたもののことを指します。サイズは最小で10ナノメートルよりも小さい物もあり、日常生活を支える様々な製品に利用されています。

このようにすることで、複雑な機能をもたせることができたものをIC(集積回路)というのです。ICの発達により、サイズの小型化と高集積化が進んでおり、今ではICの中でも集積度によって呼び分けがされています。

LSI(大規模集積回路)

3つ目はLSI(大規模集積回路)です。LSIとは「Large Scale Integration」を略したものです。IC(集積回路)の1つであり、ICの中でも特に集積度が高まっているもののことを指しています。

近年ではICと同義語として扱われるケースもあり、場合によってはICかLSIか注意して確認が必要な場合もあるかもしれません。ICよりも複雑な機能をもたせることができるという特徴があります。

コンピュータや電子機器の中枢の部品ともなっているので、現代社会における重要度は高いです。LSIは私達の身の回りにある様々な製品の中にも組み込まれています。

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