1円スマホのからくりと注意点を解説

1円スマホは、からくりや注意点があります。具体的な条件の一例を紹介するので、確認しましょう。

対象者が限定されている

1円スマホは、購入できる対象者を限定している場合があります。

例えば、他社から乗り換えする方です。現在利用している携帯キャリアから乗り換えることで、端末の価格を割引してもらうことができます。

すでに契約している方は、1円スマホを購入できない可能性があるので注意しましょう。

端末を返す必要がある

「端末購入プログラム」を併用した1円スマホは、端末の返却が必要です。

端末購入プログラムとは、レンタルのような仕組みです。一定の期間が経過したあと、端末を返します。

引き続き端末を使いたい場合は、残債を支払う必要があるので注意しましょう。

また、端末が破損・故障している場合は、追加料金が発生する場合があります。一定の期間使ったあと返却したい方は、使い方にも注意が必要です。

通信料金が高い可能性がある

端末の料金を安く抑えたかわりに、通信料金が高くなる場合があります。

1円で購入できる代わりに、条件として対象の料金プランへの加入を定めているためです。また、初期費用や手数料、違約金がかかる可能性もあります。

端末の価格だけでなく、契約前にトータルの支払い金額をチェックして判断しましょう。

1円スマホは本当に廃止される?

2023年12月27日から、スマートフォンの値引きに新たな規制が発生しました。

1円スマホのような、スマートフォン端末の過剰な値引きに制限をかける規制です。大手携帯キャリアのみが市場で有利にならないよう、値引き金額に上限を設けています。

ただし、値引き金額の上限は、端末と回線契約の「セット販売」のみを規制する内容です。販売店が独自に行う割引は、規制の対象外。

すぐ廃止に至ることはなく、今後も規制の抜け穴をついて継続されるでしょう。