ワンタイムパスワードとは

ワンタイムパスワードとは、一度きりの使い捨てのパスワードのことです。パスワードは一度設定したら何度も使用するのが一般的ですが、ワンタイムパスワードが使えるのは基本的に一回だけです。

有効回数が一回だけ、あるいはごく短時間のみ有効なパスワードであるため、第三者が悪用して成り済ますリスクをかなり軽減できます。

実際に使用する際は、IDや一般的なパスワードとワンタイムパスワードを組合わせることが多いです。全てが一致しないと本人だと認証しないため、乗っ取られる確率を大幅に下げられるのです。

一般的な認証の弱点をカバー

一般的なパスワード認証の場合、他者にパスワードを知られると悪用される可能性があります。本人に成りすまして銀行口座から預金を引き出したり、勝手にクレジットカードを使用したりといった行為を行うため、損害を受けてしまうかもしれません。

ワンタイムパスワードと組合わせることで、仮にIDとパスワードが悪用しようとしている人物に漏れてしまったとしても、悪用を食い止められます。

ワンタイムパスワードの活用例

ワンタイムパスワードを活用した具体例を3つ紹介します。

ネットバンキングへのログイン確認

ネットバンキングにログインする際に、ワンタイムパスワードを活用します。登録されているスマートフォンなどにパスワードを送信し、ログインしている人が本人であることを確認します。

オンライントレードの本人認証

ネット証券や仮想通貨取引所などのオンライントレードで、本人認証するために活用することもできます。パスワードだけで認証するよりも安全性を高められるでしょう。

社内システムへのログイン確認

外部からの侵入を防ぎたい社内システムのログインでも活用できます。自宅などの社外から社内のシステムにアクセスするときに活用し、重要情報の漏洩を防ぎます。