ろうきんとは

ろうきんとは、労働金庫の愛称のことで、勤労者が互いを助け合うために設立した福祉金融機関です。1950年に岡山県と兵庫県で設立されたのが始まりで、全国47都道府県に拡大しました。現在、全国に13のろうきんがあります。

取り扱っている主なサービスは、以下のとおりです。

  • 住宅ローン
  • カードローン
  • マイカーローン
  • 教育ローン

住宅ローンに限らず、幅広い金融商品を利用できるのがろうきんの特徴です。

ろうきん住宅ローンのメリット

ろうきんの住宅ローンには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、主なメリットを2つ取り上げます。

団体信用生命保険とセット

1つ目のメリットは、団体信用生命保険(団信)とセットであることです。団信は生命保険の一種で、住宅ローンの返済中に契約者が亡くなった場合、住宅ローンの残高がゼロになる保険です。

契約者が亡くなると、生命保険会社が保険金を銀行に振り込むため、遺族の支払い義務がなくなります。これにより、万が一の事があっても返済の心配がありません。

ろうきん会員は優遇金利が適用される

2つ目のメリットは、ろうきん会員には優遇金利が適用されることです。団体会員と生協会員は優遇金利が適用されます。なお、団体会員とは、ろうきんに出資している労働組合の組合員のことであり、生協会員とはろうきんに出資している生協の組合員のことと考えてください。中央ろうきんの変動金利を例として、優遇金利を見てみましょう。

標準金利 適用金利
団体会員 年2.475% 年0.375~0.465%
生協会員 年2.475% 年0.535~0.675%

出典:中央ろうきん

団体会員であれば、標準金利から約2%も低くなり、生協会員も約1.9%も低くなるため、一般的な金融機関よりもかなり低金利で住宅ローンを借りられます。ただし、ろうきんごとで優遇金利や適用条件が異なる場合があるため、事前に調べておきましょう。

保証料や手数料が無料のろうきんもある

3つ目のメリットは、保証料や手数料が無料のろうきんもあるという点です。ろうきんは、地域ごとで設定が異なっていますが、一部のろうきんではそれぞれ無料となっていることがあります。

例えば、長野ろうきんでは、労働組合の組合員であれば保証料が無料となります。
また、近畿ろうきんでは、ローン取扱手数料が会員組合員・生協組合員ともに無料となっています。

利用予定のろうきんの保証料や手数料について調べてみましょう。

出典:長野ろうきん

出典:近畿ろうきん