生活習慣が引き起こす頭痛の原因とは?

頭痛にも種類がありますが、中でも偏頭痛と緊張型頭痛は一般的に知られているタイプの頭痛でしょう。緊張型頭痛は頭をぎゅうぎゅうと締め付けられるような痛みが走るのに対し、偏頭痛はズキズキした痛みとなるため、どちらも日常生活に支障が出ます。また、どちらもストレスが発生源になることが多く、その意味でも原因は日常生活に潜んでいるかもしれません。

実は、頭痛の多くは生活習慣で改善できると言われています。生活習慣を変えるのは人によっては難しいかもしれないですが、診察費などのお金がかからないのはメリットです。まずは、普段の生活を見直し、頭痛が長引かないような工夫をしてみましょう。ただ、以下の方法は、あくまで対処法なので、頭痛が長引くようなら専門医を受診しましょう。

寝不足や寝過ぎが引き起こす頭痛

寝不足で頭痛が起こるのは何となくわかりますが、逆に寝すぎが頭痛の原因になることは意外と知られていません。例えば、寝不足での体調不良をカバーするために、普段より寝すぎる=寝だめをすると、頭痛が発生することが多いです。なぜ寝すぎで頭痛が起きやすいかと言えば、脳の血管が拡張するためです。脳の血管が拡張する時、三叉神経が刺激され、脳がその信号を元に痛みを出します。ちなみに、寝不足で頭痛が発生する原因の多くは、眠れないことへのストレスと言われています。

二日酔いによる頭痛の対処法

飲み会などで飲みすぎた翌日、二日酔いが起こり、同時に頭痛に悩まされる経験をお持ちの方も多いでしょう。二日酔いの原因は、主にアセトアルデヒドとアルコールによる血管の拡張です。アセトアルデヒドと呼ばれる物質は肝臓で分解され、お酒を飲むと全身に回りますが、分解されなかったアセトアルデヒドは神経細胞に影響を与えます。分解されれば無害の酢酸へと変化しますが、分解されないアセトアルデヒドは発がん性のある有害な物質に変化します。日本人の多くはアセトアルデヒドが完全に分解できない体質なので、お酒の飲みすぎには気を付けましょう。

出典:eo健康

健康的な生活習慣で頭痛を改善

健康的な生活習慣は、言い換えれば、規則正しい生活習慣とも言えます。もし普段から頭痛で悩まされているなら、まずは生活習慣の乱れから改善していきましょう。具体的には、以下の3つのポイントを実践してみてください。

  • 食事は3食しっかりと決まった時間にとること
  • 毎朝決まった時間に起きること
  • 軽い運動習慣を身に付けること

このうち、1と2は体内時計のリセットに役立つので、おすすめの方法です。3つ目のポイントもダイエット目的ではないので、軽く散歩するだけでも十分です。普段から少しだけ気を付けて、頭痛を和らげてみてください。