フケが発生する2つの原因

フケが発生する2つの原因は大きく分けて2つあります。一つずつチェックしていきましょう。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎は油性のフケが発生する大きな原因です。眉間・鼻・耳・胸などにも発生します。頭皮の健康を損なうと、乾燥した白いフケや脂っぽく黄色いフケが目立つようになります。脂漏性皮膚炎によって毛穴が塞がれてしまい、健康的な毛髪を維持できなくなってしまうのです。

出典:昭和 大学藤が丘病院皮膚科

出典:大正製薬

洗髪回数の過不足

洗髪の過不足もフケが発生する原因です。洗髪し過ぎて最低限の皮脂まで洗い流すと、頭皮の乾燥によって白いフケが目立つようになります。洗髪が不足すると皮脂が溜まりすぎてしまい、脂っぽく黄色いフケが見られます。1日1回の洗髪で頭皮の健康を維持しましょう。

出典:大正製薬

フケ対策にはミコナゾール硝酸塩配合のシャンプーとリンス

ミコナゾール硝酸塩が配合されたシャンプーはフケの症状改善に効果的です。成分配合シャンプー利用者の約80%が効果を実感しています。シャンプーはフケの原因菌を物理的に除去しますが、リンスで有効成分がより長く保たれます。フケ対策には、ミコナゾール硝酸塩配合のシャンプーとリンスを併用しましょう。

出典:溝口病院皮膚科

フケ対策の生活習慣4選

フケ対策に効果的な生活習慣を4つ解説します。

  • 良質な睡眠を取る
  • ストレスを意識して解消する
  • 枕カバーは週に1~2回洗濯する
  • 20cm以上の距離からドライヤーで乾かす

上記の生活習慣を実践してもフケの症状を改善しきれない人は、専門の皮膚科に相談しましょう。

良質な睡眠を取る

フケの対策には良質な睡眠が欠かせません。不眠症などで睡眠の質が悪化すると、新陳代謝のバランスが崩れ、頭皮の血行に悪影響を及ぼしてしまいます。寝付き良く深い睡眠を取るためには、後頭部を両手で刺激する頭皮マッサージがおすすめです。

ストレスを意識して解消する

ストレスは意識して解消しましょう。ストレスを溜め過ぎると交換・副交感神経のバランスが崩れてしまい、食事や睡眠の質に悪影響を及ぼします。人は気付かない内にストレスを溜め込みがちです。ストレスと感じていない出来事でも、無意識の内に心の負担は溜まります。ストレスの緩和には、顔の中心に沿った生え際を、人差し指から薬指の三本で刺激するマッサージがおすすめです。

出典:厚生労働省

枕カバーは週に1~2回洗濯する

枕カバーの適切な洗濯回数は週に1~2回です。フケや睡眠中の汗で汚れた枕は、頭皮の健康を阻害してしまいます。頭皮を清潔に保つためにも、週に1~2回の枕カバー洗濯を習慣にしましょう。

出典:つくるカバー

約20cmの距離からドライヤーで乾かす

洗髪後にドライヤーで乾かすときは、約20cmの距離が有効です。頭皮を高温に晒し過ぎるとダメージの元になり、皮膚炎の原因になってしまいます。1カ所に集中させると高温になるため、ドライヤーを振りながら乾かしましょう。

出典:スカルプD