クラウドファンディングの注意点やデメリットとは
クラウドファンディングを利用する際には、起案者・支援者の両者がそれぞれのリスクについて理解しておくべきです。そのためこの記事では、クラウドファンディングの注意点やデメリットを起案者と支援者に分けて解説します。クラウドファンディングに興味を持っている方は、ぜひご参考にしてください。
起案者側の注意点やデメリット
クラウドファンディングの起案者側の注意点やデメリットは、主に以下の通りです。
- 資金調達に失敗する可能性もある
- 自社の事業について広く知られてしまう
- 資金が集まらないとイメージが悪くなる可能性も
クラウドファンディングは、行えば必ず資金を集められるわけではもちろんありません。特に商品・サービスをリターンにして資金調達する「購入型」クラウドファンディングの場合、支援者が集まらなければ失敗に終わる可能性が高いでしょう。
また、インターネットを活用して支援者を募る性質上、クラウドファンディングには自社の事業が広く一般に知られてしまうリスクもあります。資金調達が失敗に終われば、プロジェクトがとん挫するうえに他社に事業内容を知られてしまうのです。
さらに、起案した結果支援者をうまく集められなければ、「魅力のない商品・サービス」との印象を世間の人々に持たれかねません。広く一般の人々の中から支援者を募れる点は大きなメリットです。しかし一方で、「広く知られる」のはリスクでもあると理解しておくべきでしょう。
支援者側の注意点やデメリット
クラウドファンディングの支援者側の注意点やデメリットとしては、主に以下が挙げられます。
- プロジェクトが中止になることがある
- 詐欺の危険性もある
- 投資が無駄になることもある
どんなに強く興味を持ったプロジェクトであっても、自分以外に支援者が集まらなければ資金調達が失敗に終わる可能性はあります。特に「購入型」「寄付型」のクラウドファンディングの場合、目標額に達しなければプロジェクトが中止になってしまうでしょう。
また、中にはクラウドファンディングのシステムを利用した詐欺案件もある点には気を付けなくてはいけません。さらに「融資型」や「投資型」のクラウドファンディングの場合、プロジェクトが成功しなければリターンを得られないこともあります。
起案者と支援者それぞれのリスクを把握したうえで、クラウドファンディングを活用するようにしましょう。