電子レンジは「小型家電リサイクル法」の対象となる

電子レンジは、2013年に施行された「使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)」の対象品目のひとつです。この法律は、デジタルカメラや携帯電話、パソコンなど、小型の家電製品に含まれる鉄やアルミ、レアメタルなどの有用な資源を回収し、リサイクルすることを目的としています。

小型家電リサイクル法では、各自治体が小型家電の回収ボックスを設置したり、認定事業者が回収サービスを提供したりすることで、消費者がより簡単に小型家電を処分できる環境を整備しています。この法律に基づいて回収された小型家電は、適切に解体・分別され、有用な金属がリサイクルされます。

小型家電の処分方法

自治体の回収BOXに入れる

多くの自治体では、小型家電リサイクル法に基づいて、小型家電の回収ボックスを設置しています。これらの回収ボックスは、市役所や区役所といった公共施設などに設置されており、誰でも無料で利用できます。

電子レンジを処分する際は、まず自治体のホームページや窓口で、最寄りの回収ボックスの設置場所を確認しましょう。次に、電子レンジを回収ボックスに運び、投入口から入れるだけで、処分は完了です。

電子レンジのサイズが回収ボックスの投入口に合わない場合は、自治体の指定する処分方法に従いましょう。また、個人情報を含む可能性のあるデータが保存されている小型家電を処分する際は、データを完全に消去してから回収ボックスに入れるようにしましょう。

認定事業者に依頼する

国に認定された事業者が、小型家電の回収サービスを提供しています。認定事業者は、家庭や事業所から小型家電を回収し、適切にリサイクルしてくれるため安心です。

認定事業者に電子レンジの回収を依頼したい場合は、まずは自治体のホームページで小型家電の処分について確認しましょう。多くの自治体では、民間の認定事業者による小型家電の宅配回収について案内されています。また、認定事業者として認められた家電量販店が回収している地域もあります。

まとめ

電子レンジなどの小型家電は、小型家電リサイクル法に基づいて、自治体の回収ボックスや認定事業者を通じて処分できます。適切な方法で処分することで、含まれる有用な資源を効果的にリサイクルすることができます。状況に合わせて、どの方法で処分するかを選びましょう。