にんにく臭を消す有効食品

にんにくを使った料理が好きな人が気になる食後の匂い。なぜ、あれほど臭い匂いがするのでしょうか。にんにくは皮を剥いて料理に使用しますが、皮を剥く前のにんにくはほぼ匂いがしません。にんにくを切ったり潰したりすると急に強烈な匂いが充満します。

これはにんにくを切ったり潰したりすることで組織が破壊されて「アリイナーゼ」という酵素が発生します。この酵素とにんにくの中の成分が作用し合って、硫黄を含む強烈な匂いを放つ化合物が作り出されていたという事なのです。

一般的に体内に入った大さじ1杯程度のにんにく臭を消すためには約16時間、匂いの成分を体内から完全に取り除くためには約48時間かかると言われています。しかも体内に入ってしまうと肺から呼気として排出されるので歯磨きなどでは口臭を除去できません。

牛乳

にんにく料理を食べる前に牛乳を飲むことでにんにく臭を抑える事ができます。牛乳に含まれるタンパク質とにんにくの成分が結合しやすいためです。にんにく単品では揮発性が強いために体内に取り込まれてしまうと肺からにんにくの匂いが出やすくなってしまいます。牛乳は飲む事で揮発性の成分を不揮発性の成分へと変えることができるのです。不揮発性になれば呼気に混ざりにくくなり呼吸として出にくくなります。

緑茶

緑茶以外にもウーロン茶やジャスミンティーでも効果があります。飲むタイミングは食事中か食後に飲むことをお勧めします。にんにく臭を抑える役割としては緑茶などに含まれるカテキンが活躍します。カテキンには消臭・殺菌の効果があり、にんにくの成分と結合しやすいので相性がいいのです。カテキンの濃度が高いほど消臭効果が上がるので飲む前にカテキンの量を確認しておきましょう。

りんご

りんごに含まれるりんごポリフェノールという成分がにんにくの成分と結合することにより口臭を抑えてくれます。このポリフェノールは主にりんごの皮や皮周辺に含まれているため生のりんごを食べる際には皮ごと食べると効果が得られやすいです。皮ごと食べることに抵抗がある方には果汁100%のリンゴジュースでも生のりんごと同様の効果が得られます。

りんごの他にはキウイ、レモンなどの果汁やバジル、パセリ、ミントなどのハーブ系もにんにく臭を抑える働きがあるので参考にしてみてください。

コーヒー

コーヒーを食事中に飲む事でにんにく臭を抑える事ができます。コーヒーにはクロロゲン酸などのポリフェノールが含まれていて、それがにんにくの成分と結合することにより消臭効果が発揮されるということです。味の好みで言ってもブラック派でも甘いのが好きな人でも砂糖やミルクで味を調節できるコーヒーは万人向けかもしれません。コンビニや自販機などで手軽に購入できるのも魅力の一つです。

出典:greenhouse