SIMフリースマホを買うならチェック!

SIMフリーのスマホとは、特定の通信会社(ドコモやソフトバンクなど)のロックがかかっていない状態のスマホを指します。SIMロックがかかっていないことで、乗り換えのしやすさやSIMを選ぶ選択肢が広がるなどのメリットがある一方で、SIMフリーならではのデメリットもあります。SIMフリーを勧められることも多いと思いますが、デメリットも確認して、スマホ選びの失敗を防ぎましょう。

デメリット①:海外製のSIMフリーは違法?

海外製のSIMフリー端末は値段が安くてお得なイメージもありますが「技術基準適合証明」マークがないタイプのスマホは違法の可能性が高いです。マークがないスマホを使っていることがバレた場合、懲役1年以下、または100万円の罰金が科せられるケースもあります。実際の所、まだ検挙されたとの話は聞きませんが、わざわざ違法性のあるものを選ぶ必要もないでしょう。技適マークはディスプレイに表示されることがほとんどなので、海外製のスマホを買った場合は、「技術基準適合証明」の有無を確認しておくと安心です。

出典:電波法110条

デメリット②:端末本体が高い

SIMフリーのスマホを買う場合、通信契約自体もすればある程度安くなる可能性はありますが、問題になるのは端末だけを買うケースです。SIMフリーだと会社の縛りがなくなるので、好きな通信会社を選べるのはユーザーにとっては便利です。ただ、会社側からすれば、自社と契約してくれる可能性が低くなります。そのため、利益を少しでも得るために、通信契約がない人に対して、本体の価格を上げることで調整しています。継続的な通信費が入らない可能性が高いSIMフリーでは、初期費用が高くなる点に注意しましょう。

デメリット③:保障やサポートが受けられない可能性がある

SIMフリーのスマホは、サポートや保証内容に制限があるケースも多いです。理由は、スマホ端末をどこで購入したかによって、会社では責任を負う必要がないケースも多いからです。特にヤフオクやメルカリなどのフリマアプリ系で安く手にしたスマホは、中古の可能性も高く、SIMカードもどこの会社の製品かわからないことが多々あります。そのため、何かトラブルが起きた時に、サポート対象外になる可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。

デメリット④:中古スマホは動作確認が必須

インターネットで安くスマホを買う場合は、動作確認をしておきましょう。専門店で買う場合は「動作確認済み」などと書いてありますが、中にはジャンク品に近いものを扱う店もあります。SIMフリーで安く買えたと喜んでいても、使えないのでは意味がありません。SIMフリーに限らないことですが、実物を見られない中古スマホの動作確認は必須です。