SIMカードはスマホに必須
格安スマホを探していると、必ず目に付くのがSIMカードという単語です。SIMカードを何となく覚えている方も多いと思いますが、そもそもの役割は何でしょう。また、SIMカードにはサイズごとに種類があり、サイズが違うとスマホにも挿せません。今さら聞けない内容でもありますが、今回はSIMカードの種類や役割、利用目的など探っていきましょう。
SIMカードの種類は3つ
SIMカードはサイズによって、大きく3つに分けられます。内訳は「ナノ」「マイクロ」「標準」です。どのサイズであっても役割自体は変わりませんが、お使いの端末に合わないサイズだと挿せないので、まずはどのタイプを選ぶべきかを確認しましょう。ウェブ上で選ぶ時にはHPなどを探すと、端末のスペックなどが載っています。ちなみに、iPhoneなど最新型のスマホ(2024年6月時点)のほとんどは「ナノ」タイプを使っています。「ナノ」サイズのSIMカードはかなり小さい(小指の爪ほどの大きさ)ので、カードが届いたその日に失くしてしまわないよう気をつけてください。
SIMカードの役割とは?
SIMカードは正式には「Subscriber Identity Module Card」の略語で、和訳すれば「利用者の情報が記録されたICカード」との意味です。契約した通信会社を通して、カードには利用者の情報が記録され、それがSIMカードとして利用者の元へと届きます。カードをスマホにセットすれば電話やネットが利用できますが、注意点として、SIMカードは基本的に借り物であることを忘れないでください。
お金を払ったのだから自分のものと考えたくなりますが、SIMカードはあくまで借り物です。そのため、契約が終わった場合、通信会社に返却する必要があります。ただ、SIMカードの中には返却が必要ないタイプもあるので、最初に返却の有無を確認しておきましょう。
SIMカードの選び方のコツ
SIMカードは、利用目的に応じて選んだり、端末のサイズに合わせて選んだりします。他にも、楽天モバイルなどで使われている「eSIM」も選択肢として入るでしょう。利用目的に応じた場合は「SMS SIM」「音声SIM」「データSIM」の中から選びますが、どのSIMを使うかで料金にも差が出ます。そのため、何を一番利用するかによってSIMカードを選ぶのがポイントです。
また、上記でもご紹介しましたが、スマホの端末に適したサイズのSIMカードでないとそもそも挿さりません。小さいタイプと間違えた場合は、DIYの要領でケースを作ればうまくいくこともありますが、サイズの間違いは致命的なので気をつけましょう。eSIMに対応済みのスマホも増えてきてはいますが、物理的なSIMカードの抜き差しがないのはメリットです。ただ、一方でeSIM対応端末以外の乗り換えが難しい点には注意しておきましょう。