アルバイトの職歴は必要なのか

職務経歴書に、アルバイトの職歴を書く必要はあるのでしょうか。答えは『場合によってはある』です。

アルバイトといえども、立派な職業です。そこで、何を任されていたのか、何を目指していたのか、なぜ転職するに至ったのか、それを書面で総合的に判断されるのが職務経歴書です。

それが明確にされていない、明確にできない場合には、職務経歴書は必要としません。また、アルバイト以外にも正社員、また昨今の事情であれば契約社員や派遣社員で働いたことがあるのであれば、アルバイトの職歴は書く必要がありません。書くのであれば、よほど長期間働いて、応募する企業と関連しアピールできる場合にしましょう。

アルバイトのみを職歴とする際の職務経歴書

職歴がアルバイトしかない場合には、どのように職務経歴書を書くべきなのでしょうか。確認してみましょう。

アルバイトを職歴とする際の4つの注意点

  1. 転職回数

    転職回数は、あまりに多いと短期間でコロコロ仕事を変える、責任感のない人間だと思われがちです。しかし、書かなければ空白の期間は無職なのかと思われてしまいます。過去は変えようがありませんので、なぜ転職するに至ったのかを明確にし、なるべく長期間働いているものを中心にアピールしましょう。目安は1年以上の勤務です。

    勤務期間が短いものは、どうして転職に至ったのかポジティブな内容になるようにしつつ、経緯に一貫性をもたせるべきです。嘘は書けませんので、どうしても一貫性をもたせることができないものは、仕方がありません。

  2. 業務内容

    アルバイトをしていた時の業務内容と、応募先企業の業務内容が、必ずしも一致している必要はありません。しかし、アルバイトをしていたことによりどんなことを得られたのか、得られたものがどうして今回の応募に繋がるのかを明確にしていくことで、意味を持つようになります。

  3. 短期間で短時間しか働いたことがない

    アピールするポイントになり得ません。この場合は、履歴書の職歴で済まし、職務経歴書を求められていない限りは提出する必要はないでしょう。短期間であろうと、業界としてよほど凄い成績を残したのであれば、記載してもいいでしょう。

  4. 内容が短すぎ・長すぎないか確認

    職務経歴書全体で、A4用紙1~2枚を利用するのが理想的です。職歴が少ないのであれば無理に埋める必要はありませんが、箇条書きではなく、です・ます調でアピールポイントを記載すると、ボリューム感が出るようになります。逆に長過ぎる場合には、応募する企業と関係ないことまで記載していないかチェックし、いらない文章はどんどん消していきます。面接官は、職務経歴書であなたの趣味なんて聞いていません。