副業が会社にバレるトラブルを回避するには?

1つの収入源では生活が厳しいからと副業を始める方が増えており、結果、副業を認める会社も増えてきています。ただ、中には副業が禁止されている職種もあり、バレないようにしたいと思うこともあるでしょう。そもそも副業が会社にバレる理由として、住民税の金額が変わった、同僚からリークされたなどがあります。

副業禁止に法的拘束力はないにしても、本業に支障が出る可能性は十分にあります。また、副業を始めたら、詐欺の仕事だったなどの問題が出ることもあるでしょう。そのため、副業のトラブル対策としては、税金の問題や募集要項のチェックなどが必須となります。

本業の就業規定に触れないこと

本業に支障が出ないようにするためには、まず第一に、本業の就業規定に触れないことが大切です。原則として、企業側が副業を禁止することへの法的拘束力はありません。ただ、本業とは別に仕事をすることで、長時間労働に繋がる問題、競業避止義務などに反する可能性、労働時間の把握が難しくなるなどの問題が発生する可能性は高いです。

就業規則に「副業禁止」と記載されていない場合は副業をしても問題はありません。ただ、副業が忙しくて睡眠時間が削られ、本業の仕事中に居眠りをするなどの問題が出ると、職務専念義務違反となり罰せられる可能性も考えておきましょう。

確定申告を忘れないことも大切

本業では経理事務の方が計算してくれるかもしれませんが、副業の場合、本業とは別に年間所得が20万円以上を1円でも超えると確定申告が必要となります。逆に言えば、20万円未満なら、確定申告は不要で脱税ともなりません。

また、確定申告では経費で税金を減らせるため、仕事に関係する支払いは必ず領収証をもらっておきましょう。確定申告を忘れた場合、無申告加算税に該当する可能性があり、税額が15~20%ほど加算される恐れもあります。

個人で副業の仕事を請け負う場合

個人で副業を探す時に便利なのがランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシング系サービスです。探せる仕事にはウェブライティングなどのライターとしての仕事や動画編集、グラフィックデザインなど多岐にわたります。個人間ではありますが、ランサーズなどが間に入ることで、トラブル回避がしやすいのも特徴です。手数料は引かれますが、安全な会社で働きたいなら、これらのサービスの利用も考えておきましょう。

詐欺に合わないために!

副業では、募集や契約内容をしっかりと確認しましょう。誰でもできる仕事と書いてあって応募したら、犯罪まがいのグレーゾーンだったなどの可能性もあります。簡単に稼げる仕事と謳っている仕事には十分注意し、仕事内容と給与の兼ね合いなど、事前にしっかりと確認することが大切です。