リボ払いをやめる2つの方法

リボ払いは他の支払い方法に比べて支払期間が長くなりがちで、その分、利子の金額も膨らみやすいというデメリットがあります。リボ払いをやめるにはどうすればよいのでしょうか。

今回はリボ払いをやめる方法として、返済を早める方法とリボ払いの設定をやめる方法の2つを紹介します。ぜひ、参考にしてください。

返済を早める

1つ目の方法は返済期間をできるだけ早めることです。リボ払いの問題点は、返済額の多くが利息の返済に充てられるため元本が減りにくい点にあります。利息の額を減らすには元本を減らさなければなりません。

元本を減らす方法は大きく分けて以下の3つです。

  • 残高を繰上げ返済する
  • 残高の一部を繰上げ返済する
  • 月々の返済額を増やす
  • もっとも返済額を減らせるのは、利用残高を一括で繰り上げ返済することです。一括返済できれば、返済日以降の利息がかからなくなるため大幅に支払いを減らせるでしょう。

    一括返済が難しい場合は、一部であっても返済して元本を減らす方法があります。元本が減ると利息の額も減るため、負担を大きく軽減できるでしょう。

    月々の返済額を増やすことでも、元本を減らすことが可能です。返済額が増えると、利息分だけではなく元本の返済も進むため、債務の負担全体を軽減できます。ただし、新たに買い物をして元本を増やしてしまうと元本を減らしにくくなるため、追加の買い物をできるだけ控えましょう。

    リボ払いの設定をやめる

    リボ払いの設定を解除することで、新たな借入を行わないという方法もあります。カードの中には、返済方法が自動的にリボ払いに設定されているものもあるため、カード会社に連絡してリボ払いを解除しましょう。

    しかし、保有しているカードがリボ払い専用である場合は設定を解除できません。その場合は、カードの使用そのものをやめて解約することでリボ払いをしないようにできます。

    返済が困難であれば債務整理を行う

    リボ払いの支払額が大きすぎる場合、弁護士に依頼して債務整理(合法的に債務を減らしたり、月々の返済を軽減する手続き)を行うという方法もあります。債務整理を行うことで返済が楽になるだけではなく、一時的に取り立てや督促を停止させることができますが、信用情報の傷がつくというデメリットもあります。

    信用情報に傷がついてしまうと、新たにカードを作ることやローンを組むことが困難になるため、債務整理を活用するかどうかはよく考えて決めたほうがよいでしょう。