個人投資家がダウ平均株価を利用してみる
ダウ平均株価を個人投資家の目から見る方法です。ダウ平均株価は世界経済に影響する指標の為、現在行っている投資への影響が気になります。市場への影響がないかどうかを確認する際に注意する点を紹介しましょう。またダウ平均株価を基に投資を行うやり方についても解説していきます。
ダウ平均株価は個別銘柄の影響を受けやすい
ダウ平均株価は世界経済に大きな影響を持つ30銘柄の株価の平均値の為、投資家にとっては経済の温度感を確認するのには最適で、実際に世界中の投資家がリアルタイムで株価の動きに着目しています。
しかし、ひとつ注意をしないといけないのは30銘柄の平均値ということです。これは個別銘柄の影響を受けやすいという側面に注意しなければなりません。ダウ平均株価の動きを確認する際には、30ある銘柄の個別の事案なのか市場全体の影響なのかを見定める必要があります。
ダウ平均を投資するなら投資信託かETFを検討する
ダウ平均株価で経済状況を確認するだけでなく、一歩進んでダウ平均株価で投資する方法があります。投資信託やETF(上場投資信託)であれば、実際の運用はプロの投資家が行うので、安心してお金を預けられますし、安定感の高いNYダウ30銘柄というのもリスクが低いです。実際にNYダウの投資信託やETFの投資商品があるので、興味があればチャレンジしてみればいかがでしょう。
ダウの犬投資法を考えてみる
ある程度米国投資に慣れている場合は、ダウの犬投資法を行うのも面白いです。30あるダウ銘柄のうち、高額利回りの銘柄に対して投資を行ってハイリターンを目指します。
ダウの犬とは
ダウの犬に出てくる「犬」とは投資の世界では株価が安いという意味です。投資家から人気が低い株は安いので、購入して株が上がれば利回りが高くなるので儲けのチャンスです。しかし安い株の場合さらに下がり、最悪倒産のリスクがあることを忘れてはいけません。
ところがNYダウに入っている銘柄は優良企業ばかりなので、大幅に下がる恐れが少ないです。そこでダウの犬投資法を活用します。
ダウの犬投資法のやり方
ダウの犬投資法は、最初にNYダウの30銘柄のうち、配当利回りの高い銘柄を10選びます。10銘柄に均等に投資を行い、配当金に再投資します。1年待ってから見直しを行い、配当利回りの高い銘柄を再度見直して、外れた銘柄を売却し入ってきた銘柄を購入するわけです。
ダウの犬投資法は日本株の投資にも応用
ダウの犬投資法を日本で行う場合、TOPIX Core30という指数があり、NYダウと同じ30銘柄が選ばれているので、この銘柄からダウの犬投資法は日本株の投資に応用可能です。