韓国の時代劇を扱ったドラマの魅力

日本で放映されている韓国ドラマの中には、時代劇とも呼べる史劇と言うジャンルがあります。普段あまり韓国ドラマを見ない方でも「宮廷女官チャングムの誓い」のタイトルを知っている方は多いのではないでしょうか?

時代劇では、世子(せじゃ)と呼ばれる皇太子が度々登場しますが、ほぼ陰謀に関する話です。王位を狙うものと守ろうとするもの、これらの戦いは昔本当にあったのでは?と思わせるほどにリアルです。また、時代劇ではカラフルな衣装が出てくるのも韓国ドラマのポイントで、時代にはそぐわないかもしれませんが、女性の衣装も見どころの1つでしょう。

ドラマ①:ポッサム~愛と運命を盗んだ男~

「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」では、第15代王光海君の娘、ファイン翁主スギョンをヒロインが演じます。ヒロインは間違って主人公に連れ去られてしまいますが、翁主を連れ去ったことがバレると不味いと思った主人公は、ヒロインを隠密に帰宅させることにします。ただ、せっかく戻った先で、ヒロインは陰謀に巻き込まれてしまい、結局は主人公の元に戻り、二人の仲が段々と親密になっていくと言う話です。

ドラマ②:シュルプ

「シュルプ」は、さまざまな陰謀に巻き込まれながらも、息子達を未来の朝鮮王に仕立てあげようと奔走する王妃の物語です。王妃と大妃の熾烈なバトルが一番の見どころで、時代劇のはずなのに、現代にも通じる所がある、時代を超えた史劇と言えるでしょう。子育ての悩みはいつの時代も一緒なのかもしれません。日本でも自分の子供を即位させたいと奮闘する話がありますが、韓国も事情は同じです。

ドラマ③:風と雲と雨

「風と雲と雨」は、朝鮮王朝末期の王座争奪戦を描いたドラマです。名家の長男として生まれた主人公は信頼していた友の策略にはまり、地位を貶められて何もかも失います。ただ、どん底に落ちたと思われた主人公でしたが、山奥で「四柱推命」と呼ばれる占いを習得し、キングメーカーとして地位を確立します。人の運命が見える巫女であるヒロインとの恋愛劇も同時に楽しめるのも魅力の1つです。

ドラマ④:100日の郎君様

「100日の郎君様」は、王族の少年イ・ユルの物語で、主人公はヒロインのユン・イソに恋心を抱きます。ある時ヒロインの父親の殺害現場を目撃してしまいますが、これは主人公を王位につけるための謀反の1つでした。朝廷の策略によって記憶を失う主人公と初恋の相手との結婚を経て、お互いが相手のことを知らないまま夫婦として生活して行くという切ないラブストーリーです。